のほほん停留所

びぼうろく

ムサニの第一線から学ぶチャンスをもらう・任せるということ

この記事は SHIROBAKO Advent Calendat 2017 5日目の記事です。

こんにちわ、のほほん(@nonchalant0303)です。去年に引き続き5日目を書きます!

はじめに

f:id:Nonchalanttan:20171123232321p:plain

この記事を書こうと思ったのは、SHIROBAKOの13, 16話の『第三飛行少女隊』のキャラデに関わる話を見返したときでした。『えくそだすっ!』でキャラデをした小笠原さんが『第三飛行少女隊』のキャラデを井口さんに任せて、井口さんは未経験ながらもキャラデを進めていくというものです。自分もちょうど仕事で新しいサービスをリリースするときに一部プラットフォームのリードエンジニアを任されて、自分もリード未経験でしたが何とかサービスをリリースできた経験を思い出したため、この主題で書いてみたくなりました。

ちなみに『ムサニの第一線』とは12話で杉江さんに協力を申し出た小笠原さんと井口さんに大した言った遠藤さんのセリフです。

チャンスをもらうということ

f:id:Nonchalanttan:20171123232544j:plain

井口さんはキャラデの話をもらったときの驚いた顔のシーンです。その後、井口さんは小笠原さん話を聞いて依頼を受けます。このシーンがすごい印象に残っています。自分も同じチームの経験豊富なエンジニアからリードを任せたいと言われときに、井口さんと同じ反応をした記憶があります。その後に言ったことも同じニュアンスでした。

「〇〇さんがいるのになぜ自分なんですか?」

自信がないながらもチャンスをもらえるならと自分もリードの仕事を受けるのですが、井口さんのように最初の基礎設計(プログラミングにおけるキャラデのようなもの?)で色々と悩んだ記憶があります。井口さんの気持ちとは違うと思いますが、自分の気持ちとしては

「仕事が任せられた」→「期待されている」→「期待に応えたい」→「うまくやりたい(失敗したくない)」

のような今思うとダメな気持ちになっていた気がします。その後、進捗を聞かれても作りかけのものを見せたくなくて「まだ考えている最中なのでもう少し待ってください」と言ってしまい、なかなか成果物が出せませんでした。少し状況は違いますが、みゃーもりが井口さんにキャラデの進捗を聞いたときにひたすらに「ごめん」と言っているシーンが印象的でした。このときの井口さんも言っていますが、自分も何が正しいか分からないという気持ちでした。今考えると早く相談したほうが全体のために良かったなと思っています。

チャンスを任せるということ

f:id:Nonchalanttan:20171123235352j:plain

小笠原さんが監督とナベPに井口さんのサポートが足りないと言ったシーンです。小笠原さんは井口さんを推薦したときに「微力ながらサポートします」と言ったように、チャンスを任せるということはその仕事を任せっぱなしにするわけではなくて、任せたという責任が発生すると思います。しかし、上でも書きましたがチャンスをもらう側は全部やらねばと思ってしまうことがある気がします。ただ、小笠原さんが井口さんに言ったように誰もが過去に失敗や苦労した経験があるということです(そう信じたい)。その事実をつい忘れてしまい完璧にこだわってしまい悩んでしまいます。そのギャップを埋めるために、小笠原さんは悩んでいる井口さんを見つつも必要なタイミングでしっかりとサポートできるのは素直にすごいなと感じました。

自分はまだ大きなチャンスを人に任せた経験がないのですが、小笠原さんのようなチャンスの任せ方をしたいと思います。

まとめ

自分なりにチャンスをもらう・任せるということについて考えてみました。井口さんと小笠原さんの話をもっと書きたいと思ったいたのですが、だいたいは自分の話になってしまいました...すみません。SHIROBAKOはリアルすぎてついつい自分のことを考えて見てしまいます。そういうSHIROBAKOが自分は大好きです。

f:id:Nonchalanttan:20171124010227j:plain f:id:Nonchalanttan:20171124010131j:plain

チャンスをもらう・任せるということで、22話の井口さんが推薦してえまっちが作監を受けるかどうか悩んでいるときに杉江さんと井口さんがアドバイスをしているシーンを見るとジーンとします。ぜひ見直して見てください!

学生と社会人1年目から見たSHIROBAKO

この記事は SHIROBAKO Advent Calendar 2016 五日目の記事です。

こんにちわ、のほほん( @nonchalant0303 )です。前の4人のクオリティが高すぎるのと、前日のネタと微妙に被ってしまい冷や汗を書いているのですが、どうかお付き合いください。

jmatsu.hatenablog.com

はじめに

SHIROBAKOの放映時は自分は大学生でした。そのときに見た感想としては漠然と面白いアニメだなーといったぐらいだったのですが、このブログを書くにあたってSHIROBAKOを見直しました。やっぱり面白くてつい24話一気に見てしまいましたのですが、1周目と2周目の違いはあれど見終わった感想がかなり違った印象を受けたのでそれについて書いていきます。

「高梨 太郎」という男

f:id:Nonchalanttan:20161023145549j:plain

高梨太郎というキャラクターを知っている人は間違っても彼が仕事できる、有能だと言う人はいないでしょう。自分も最初見たときは2年目なのに「報・連・相」が出来なくてイライラするなーと思って見てました。ただ、見返したときに高梨太郎というキャラクターの重要性をものすごく感じました。

彼によって救われたキャラクターが少なくとも武蔵野アニメーションには3人はいると自分は思いました。

f:id:Nonchalanttan:20161023170116j:plainf:id:Nonchalanttan:20161023170122j:plainf:id:Nonchalanttan:20161023170125j:plain

平岡に関してはアニメ本編でもじっくり書かれているので言うまでもないと思いますが、新人の制作進行の2人もかなり精神面で支えられているのではないかと感じました。制作進行の先輩のみゃーもりとたろうは「えくそだすっ!」を1本通して色々と体験して少し慣れてきてる感があります。ただ、新人の2人は体験したことない仕事でプレッシャーも感じてる中、ある意味でたろうのいい加減な仕事ぶりで救われてる面はあるだろうなーと思います。

というのも、自分が仕事でそれなりに大きな失敗をしたときにかなり心に来てしまった時期がありました。しかし、そこで会社の先輩がかなりリラックスしながら仕事してる(?)姿を見て、そんなに気を張ってもしょうがないなと感じてかなり救われました。

f:id:Nonchalanttan:20161204134654j:plain

経験不足というのもありますが、自分は仕事でリリースの直前などはどうしてもピリピリしてしまいます。ただ、全員がそのようなピリピリしている状態だとかなり空気が悪くなってしまいます。チームに経験豊富な人がいれば圧倒的な牽引力で引っ張っていってくれるのでしょうが、自分が配属されたチームはそういった感じではありませんでした。そのとき、横のチームの先輩達のかなり気の抜けた会話を聞いて、リラックスした記憶があります。武蔵野アニメーションのようにかなりヒリヒリしたチームで働くときにたろうのような存在なかなり重要なのだなと感じました。

f:id:Nonchalanttan:20161204134943j:plain

社会人2年目にあたり後輩も出来るので、自分もいい意味でたろうのような存在になりたいです。また、2年目になったときにSHIROBAKOを見ます!!